古いFCのファームウェアを最新版にするな
人間とは過ちを繰り返す生き物である。
古いタイニー機のフライトコントローラーを最新版にアップデートして動かなくなる失敗を繰り返したので、老人の遺言としてここに記す。
自分の老化が恐ろしくなってきた今日この頃。皆さまいかかお過ごしでしょうか。
前置きしておきますが、この記事は「なぜ最新版にしてはいけないのか?」について専門的な解説をするものではありません。健忘気味の老人の低レベルな呟きです。
おととしに練習用で買ったBeta65sを、もう一度練習機として復活させようと頑張ったのが今年の1月。まだ2か月しか経っていません。なのに同じところでつまづいて、時間を浪費してしまいました。
そもそも買った時からオンボードの電圧計がおかしかったのですが、一昨年は右も左も分からない状態だったので、OSDに「Low Battery」の警告がチカチカ出たまま飛び続けてました。
それを現役復帰させて、たまに飛ばすと気になってしょうがありません。電流計、電圧計の補正をしよう!と思いたちました。過去にも何度かやってみたのですが、よくわからない計算が必要と分かり、タイムアップで諦めました。
で、どうせやるならFCのファームウェアの更新から徹底的にやろう!と思ってしまった。実は2か月前にも同じことを思って更新したのですが、全く忘れています。
まずはCLIでファームウェアのバージョンを調べて~♪
あれ、MATEKF411って二種類あるな…Futaba RX版のファームウェアは…Frsky RXのと同じので大丈夫かな…。RXなし版とRXあり版の二種類しかないから、RXあり版で大丈夫だ!(多分)
うわ、やたらと一杯でてきたぞ。とりあえず最新版でいいよな。だって最新版なんだから、最新版で大丈夫だ。現在のファームウェアのバックアップを取ってから、GO!
ファ!?
ちょっ全然バインドしないんですけど!SPIはちゃんとSFHSSになってるんですけど!なんかリポ差し込んだ瞬間からペラが微回転し続けてるんですけど!
ここで何かを思い出し始める。
あれ、これ前もやったな…。
前の時も古いファームウェアに戻して解決したんだっけ…。
なんで忘れてんだ俺…。
という訳で、今回はバックアップしたファームウェアに戻さず、改めて4.1.X系列の中のファームウェアをダウンロードし、書き換えて解決。
ことBetaflightのFC更新に関しては、最新版が良いとは限りません。古いFCをアップデートしたら動かなくなった、という話は何度か聞いたことがあります。必ずバックアップを取り、いつでも戻せる準備が必要です。
電流計の補正の仕方については、別の記事で書きます。
本日はここまで。
追記
Beta65sを、最新のファームウェア4.2.8(2021/03/09時点)でバインドすることに成功しました。
・ESC/モータープロトコルの項目を「BRUSHED」に変更。
・「PIDからモーターPWMを分離」にチェックを入れる。
・「モーターPWM周波数」を「16000」に。
これでバインドできるようになりました。MATEKF411RXがMeteor65などのブラシレス機と共通のファームウェアのため、ここでの切り替えが必要になったようです。
タイトルと矛盾してますが、参考まで。
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