【辛口】Holy Stone HS210Fはイベントに向いているか

 


子供向けのドローン操縦体験用の機体として、HS210Fを導入したので、そのメリットデメリット、評価を簡単にまとめてみます。

運用期間はまだ2日間、機数は3機なので、今後使っていく内に評価は変わっていくかもしれません。

メリット
・前後でプロペラの高さが違う奇抜なデザインだが、水平・高度共に安定感が良い。
・前後のプロペラの高さが違うため、遠くからでも前後の判別が容易。
・バッテリーがカートリッジタイプで、付け外しに慣れがいるが、ロックがしっかりかかっていて脱落はしない。
・モード1、モード2が切り替えられる。
・ペアリングが一発で決まり、混線も少ない。
・キャリブレーションがボタン一つなので、スタッフが覚えやすい。また、起動時だけでなく、着陸していればいつでもかけられる。
・トリム調整の後、電源を切っても調整を記憶しているので、調子が悪くなっても復帰が早い。


デメリット
・プロペラガードからプロペラがやや露出しているので、巻き込み事故や眼球への危険が伴う。
・飛行中のプロペラ抜けが多い。
・ボディーが射出成型によるPET樹脂なので、経験上すぐ割れそう。ただし現状は無事なので、数をこなして無事であれば評価を改める。
・バッテリーの充電用コネクタの形状がMicroUSB(USB-B)タイプなので、Tinyなどで使うストレージ用の機械(VIFLY Whoopstorなど)が使えず、長期保管用に電圧を下げるストレージ作業が面倒くさい。
・他の機体とバッテリーの互換性がない。
・地上走行モードという特殊な機能があり、せっかちな子は離陸前に延々と地上を走らせてしまうことがある。
・単価は高めで、先代のHS210と比べると、専用ケースが付属してない分、コスパでやや劣るか。


レビュー点をつけるなら、こんな感じです。ただし、あくまでもイベントで多数の初心者さんが使うなら、という観点の評です。

安全性 ★★★
耐久性 
操縦性 
回転率 ★★★
コスパ 
メンテ 

総合点 ★★


※「回転率」は、一度飛ばしてから次に出せるまでの時間の長さ、同梱されているバッテリーの多さなどが判断基準です。

※「メンテ」は、キャリブレーションの容易さ、補修のしやすさ、部品の手に入りやすさ、部品交換のし易さ等が判断基準です。


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